2009年6月29日月曜日

久しぶりの映画

「天使と悪魔」の評判が良いようなので久しぶりに映画を観に行きました。公開から1ヶ月以上経つので夏映画に切り替わる前に、という訳です。

ここは下町の映画館併設ショッピングモールですが、衣料品や雑貨、飲食ゾーンなどが吹き抜けの周りに趣向を凝らしつつ配置されています。比較的新しいのでまだ綺麗ですが、テナントはいくつか替わっていて、商売の厳しさも感じられます。

しかし、こういう「なんでもあります」っていう感じのショッピングモールへ来ると、ちょっと郊外というか田舎に来た感じがしてしまいます・・・街の楽しさってこうじゃないよなぁ、なにも街の真ん真ん中に作らなくても良いのに・・・と思ってしまうんです。ですから丸の内あたりの集客プロジェクトにもそれほど興味が沸かなかったり・・・


それはさておき、この映画を観ようと思ったのはサン・ピエトロ広場のセットが素晴らしいと聞いていたからです。冷房効き過ぎの映画館でコーラを飲みながら観たその映像は・・・実に見事な素晴らしいセットとCGでした。ボーっとしてると実写との区別がつきません。あれだけのセットを作ってしまう・・・ハリウッドは凄いところですね。

随分前ですが原作も読んでいるので、気になるところ・原作と違って良かったところ、いろいろありまして、一番残念なのは「科学と宗教の対立」を軽く流してしまったこと。もしかすると娯楽性優先で省かれてしまったのかもしれませんが、事件の重要な動機付けが甘くなった感じを受けました。

セットのイメージとして残念だったのは、研究所が狭くて最先端の印象から遠いこと、ライブラリーがもっと未来的なものであって欲しかったことの2点です。キリスト教の最重要な資料を対立してきた最先端の科学技術が守っている・・・という象徴的な場所としてライブラリーのセットには期待していたので。

映画館の音響には疑問もありましたが、やはりDVDを待たず公開中に観ておいて良かったと思える映画でした。できればもっと大きな劇場で:-)

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