2014年1月28日火曜日

幻のフロントキャリア

寒いとなかなか走る気になれないのですが、今日は青空に誘われて昼休みのお散歩へ。

風も無く陽も穏やかに都鳥。タワーを見上げて何思うんだか分かりませんが青空が気持ち良いです。川沿いのカフェにソフトクリームの看板を発見。自転車も停めやすそうなので次回は立ち寄ってみましょう。

今日の散歩はこれの使い勝手を試すため。和田サイクルのオリジナルフロントキャリアです。手持ちのバッグで使えそうなものを探したら、時々ハンドルバーにぶら下げているデニムのバッグがそのまま使えそう。持ち手になる部分がフロントキャリアの巾にピッタリ。フルに伸ばして工具類からインナーカメラバッグも楽に入りました。とはいえ折角のキャリアとnero君のコンビですからもっとお似合いの鞄を・・・またまた物色開始です:-)

実は、BROMPTONを入手した当時からこのキャリアを欲しいと思っていました。昨年の追加販売の時も即日完売だったそうで根強い人気に驚きます。諦めて町工場に製作を依頼しようと図面を描き始めていたのですが、どうせなら別のアイデアも盛り込みたいと欲張ってまだ実現していませんでした。今回もすぐに完売してますから入手できたのはラッキーでしたね。

届いたキャリアは予想よりもコンパクト。フィンガークランプとの干渉もなく付けたまま畳めます。アタッチメント部分に少し余裕があるので手を掛けると多少ガタつきはありますが走行時は全く問題ありません。ただ、しばらく眺めているとまたまた改良したくなってくるので困ります:-)


走行距離:7.23km
最高速度:19.05km/h
本日の新参モノ:和田サイクル・オリジナルフロントキャリアBM-10F
本日のBGM:Ruby Braff ”Live at the New School”

2014年1月25日土曜日

あの頃の仕事・その2

そんな昔を懐かしんでいる頃、ある会社から「耐震改修をすることになったので設計図書を借りたい」とメールが来ました。駆け出しの頃に設計した30年も前の木造住宅で、当時の施主はアメリカに移り、今は中古物件として購入された方が気に入って下さっているとのこと。設計意図など共有できる情報も無いのに改修してさらに住み続けてくれると言うのですからこんなに幸せなことはありません。

住宅の性能は20年ほど前から目覚ましい進歩を遂げ30年前とは考え方も大きく飛躍しました。耐震はもちろん設備や断熱性能など現代の水準に合わせるのは容易いことではありません。はたしてその手間とコストに見合う空間を造れていたのか・・・自問しても答えは無く、全ては住んで下さる方の判断。ただただ感謝です。

段ボール箱の中から古い手描きの時代の資料を引っ張り出して原図を見ると、トレペが破れそうなくらい力いっぱい描いてあります。内容は冷や汗ものですが:-) 施主と連日打ち合わせを重ね、役所をグルグルと廻り 現場のコンパネに原寸を書いて決めたことなどが次々と思い出されます。随分無茶をやったもんです:-)

当時は建築写真家に撮影してもらう余裕も無く、現場写真の切り貼りに挫折してそのまましまいこんでありました。今ならパノラマ合成アプリでなんとかなるかもと試してみましたが、分割数が少ないのでやはり歪みまくりです:-)

設計した建物にはそれぞれに思い出があります。それは施主とのお付き合いの記憶でもあります。設計者が傲慢にデザインを押し付ける、なんてことは無くて、施主の思いを整理しながら一緒に形にしていくので、改めて図面を見るとそこにはあの頃の施主のイメージがそのまま残っていました。

こんなことを懐かしがるのは設計者だけかも知れませんね:-) 何故か今年はそんな年回りなのかと思う今日この頃です。

2014年1月24日金曜日

あの頃の仕事・その1

あっという間に新年1月も終盤。今年の正月は何年も年賀状だけのお付き合いになっていた人から連絡戴いたりしまして、毎年手抜きして減っていく年賀状も捨てたもんじゃないと思い返してみたり:-)

自転車も楽しそうだねと様子を尋ねる人、今もコンピューターに詳しいと思い込んで相談してくる人などなど。そんな中に、以前設計した建物を解体することになったと連絡をくれた施主が・・・

そのスーパーマーケットは関東地方ながら主要駅からはかなり離れた立地。大型チェーン店の出店や人口減少などの逆風にも耐え地元のために頑張って来たはずですから無念だったに違いないのですが、そこは実業家、もう次に向けて動き出していました。

独立して間もない頃で実績も無いのに依頼してくれたオーナーと周辺店舗はもとより東京の著名店やショーなどにも連れて行ってもらいました。経営理念や地方の状況、1円商売の厳しさなどを聞きながら、駆け出しの若造に任せる意味と期待を私なりに汲み取って、地元の付き合いに配慮しつつも敢えてしがらみを断ち切る役目も担った思い出深い仕事でした。
当時は新しい店舗の例として社会科の教科書に載ったり見学依頼が絶えない元気な店舗でしたから訪ねるのが楽しい建物でもあったのですが、やはり一番の魅力は経営者その人だったと思い出されます。

最終的な解体費用は想定の1/3ほどだったとか。詳細は不明ながらほとんどの資材がリサイクル可能だったそうで廃棄物量が随分少なかったとのこと。技術が進んだこともありますが、大事に使ってくれていたのでしょう、有難いことです。

資料を整理していたら色あせたポラロイド写真が1枚。友人の阿部氏に描いてもらったパース(もちろん手描き)でしたが肝心のところがぼやけて良く見えません。徹夜で描いてくれたのに、ちゃんと残しておかずに・・・ゴメン:-)

2014年1月12日日曜日

新年は新手で

鏡開きも終わり正月気分も抜けた今日この頃。正月には参拝客の行列で混雑していた地元の神社へ行ってみました。
いつもは閉まっている神楽殿も今日は舞の奉納があるようでなにやら準備中。珍しいのでパチリ。

今日は正月明けに届いていた新しいグリップの感触を確かめるのが目的。昨年の夏から問い合わせしてたものの在庫無しだったり返事無しだったり。ようやく手に入れたこのMANOグリップはゲル素材と3角形断面が特徴、期待とどのくらいのギャップがあるのか心配もしながら隅田川沿いを・・・

個人的には、柔らかすぎず一安心。ハンドルパイプの丸さを感じるようだったら即日はずしているところですがここは期待通り。フニャフニャじゃありません。

三角形というより台形の断面だという事が握って初めて分かりました:-) 馴染む角度の調整は大変そうなので固定ビスをきつく締めずに走りながら回して大体の位置に。台形の感触には慣れが必要かも。純正のスポンジグリップは私の手のひらには厳しかったので手との接触面が広いタイプは有難いです。

以前のエルゴンのグリップも良かったのですが、中央のライトグレーの色が気になっていました。それに畳んだ時に畳み幅が少し大きくなることもあってMANOに決めていたのですが、私の黒いネロ君にピッタリ!まずは合格です:-)

モデレートというタイプは長さ110mm。Mハンドルには少し長いのでしょうが取り付けてみると何の問題もありません。エルゴンのショートより握りに余裕があって良いくらいです。

ブレーキレバーまでいっぱいに押し込んで取り付けるため、いつものS字フックが入りません。カメラバッグを簡単に引っ掛けられなくなったのでまた別の方法を考えねば:-)

新年はこの新しい手でスタート。今年はいくつ手を入れることやら:-)


走行距離:8.27km
最高速度:26.5km/h
本日の新参モノ:セラロイヤル Mano Royalgel モデレート グリップ
本日のBGM: ChetAtkins”Chester&Lester”