2015年5月5日火曜日

ジャケ買いコレクション

年も改まってからすっかりと春、もう初夏の陽気で慌てます。

昨年からあまり外出できませんでしたが生活のリズムは安定してきて日中でも長時間でなければ出掛けられるようになりました。とはいってもなかなか遠くへは行けない毎日。Bromptonも部屋の隅でおとなしく・・・

そんな中、できることは限られるのですが、最近はまたレコードを回したりしています:-)
たまたま覗いたオークションでいくつか気になる盤を落としてみたら期待以上の良盤。当たり外れがあるのは中古の常、それでも昔ためらう程の値段だったボックス版なども驚く安さでちょっとハマります:-)

上の画像はクレンペラー版の「さまよえるオランダ人」、CDで聴くよりノイズも入るし盤をひっくり返すのも面倒ではありますが心地良さ抜群、侮れません。そもそもオーディオ機器が古いものなのでそれほどクリアでもなくアナログが合うのでしょう。気を良くして入手した盤をいくつか御紹介、いわゆる「ジャケ買い」コレクションです:-)


これはストコフスキー版のビゼー。クラシックのジャケットは指揮者や演奏者の写真も多いのですが油絵やリトグラフものなどが嬉しいところ。少年時代に「真珠採り」を随分聴いていたこともあって、南欧のイメージとちょっと違うジャケットに首を傾げましたが、晩年のゴッホのアルルでの療養を思い出し「オーヴェールの教会」に納得。奇しくも享年37歳の2人、レコード製作者の思いも伝わってくるような1枚です。

こちらは Earl Hines のオールドジャズ。あのベニーグッドマンのカーネギーホールコンサートでピアノを弾いていたジェス・ステイシーがアール・ハインズ系だというので一度じっくり聴いてみたいと思っていました。
それよりなによりこのジャケットを見たら思わずポチッ。残念ながら右下のサインが読めず誰の絵かは判らないものの、水彩ならではの魅力がいっぱいで飾りたいほど。レコードジャケットは音楽とは別のアートでもあった時代でしたね。