2009年11月11日水曜日

御柱 斧入れ式

長野の旧武石村(今は上田市)では7年に一度の御柱の大祭があります。今年はその前年で御神木を伐り出す神事があり、その様子を特別に見学させてもらいました。

写真は斧入れ式前の御神木。春に選定、秋に斧入れ、そして来年春まで保管されて大祭となります。2004年に見た時は、華麗なお練り行列の後、子檀嶺神社の境内に無事立ち上げられました。

この御神木は相当期間を経てセリにかけられるそうですが、乾燥した立派な大木である上、縁起ものでもあり、なかなかの高値がつくんだとか。これだけの良木を使って家を建てたら末代までの自慢となることでしょう。

勇壮な諏訪の御柱と違ってこちらは百万石の大名行列を模したという歴史ある「お練り行列」が特徴。その絢爛豪華な祭事は町暮らし者には唖然とするほどゆったりと流れていきました。来年も県外からの沢山の見物客で賑わうに違いありません。


この村に縁ができた山の家も今年10年目を向かえ、夏には音響設計者とその先輩と私の3人を呼んでいただき記念パーティー。昨年完成したジャグージバスで山の時間を満喫しました。

10年を過ぎて外壁の無垢板も収縮が見られます。キツツキ被害も少し進んでしまいましたし、保護塗料塗布にあわせて手入れが必要な時期ですね。測定最低外気温-19℃、梅雨時の外部湿度は当然の100%、高地の強い紫外線も考えれば良く頑張ってくれているとも思います。

今回は別荘内での無線LANも実現、ネット接続はまだ低速ながらデッキで日向ぼっこしつつのtweetもご機嫌です:-) 「これなら住めるね」と、この土地とこの家に愛情を注いでくれる施主に感謝しつつ、ウトウト・・・気がつけば、随分と日に焼けてヒリヒリしながら家路に着いた秋の宵でありました:-)