
ケータイをかざす人からプロ用カメラ持参の人まで、皆さん記念撮影に余念がありませんが、なにしろ370mを超えようという高さまで来ていますから近くに寄ったら全貌が入りません。周辺に比較する建物がないため、見た目の印象より高いことに驚いているようです。
連休に合わせてか「観光客」向けにソフトクリームなどを売るお店もオープンしたり、居酒屋さんが昼から焼き鳥を売り始めたり、なかなかの繁盛ぶり。普段は歩道脇に駐車する車もほとんど見られない表通りにもギッシリと停車中のハザードランプが続きます。
この混雑ぶりは当然予想されていたことですから「ようやく始まったね」と会話する地元の人も多いのですが、とにかく、塔というものは驚くほどのエネルギーを引きつけるものだと感じます。実はこれ、昨年のまだ目立たない頃の方がハッキリと分かりました。目に見えない不思議な吸引力がエネルギーを静かに吸い寄せ天に向かって放出するかのような錯覚を覚えたものです。
表通りに残る古い建物もこのスカイツリーパワーで徐々に生まれ変わっていくのですが、低い建物から突き出るように伸びるタワーの写真もやがて懐かしいものに変わるはず。少し前に取り払われた商店街のアーケードが写っていたらもっと懐かしく思えたに違いないのですが。永く代わり映えのしなかったエリアが動き出し、望む変化と望まぬそれが同時にやって来る・・・黒船に喩える人がまた一人・・・そんな下町風景でした。
2 件のコメント:
週末に見物に行ったらたくさんの人でびっくり。近くに店でツリー丼を食べ、地ビール飲んできました。なかなか商売上手ですね。
人を引きつける引力というのは本当ですね。なんとなくザワザワしたものを感じました。建築って凄い。
時々行って引力の変化を体感したいと思いました。
ツリー丼食べましたね:-) タワー丼て名前だったかも・・・。
5月も過ぎましたが日に日に見物客が増えているようです。浅草から押上に向かう大通りも混んでいるのはタワー側の舗道。敷地内に大きな店舗ゾーンができた時、周辺はどうなるのか心配もありますが、敷地横を流れる川の整備も進んでいて、大通り側との繋がり具合も楽しみです。
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